mulNblog
家事

「もうご飯作りたくない」となる前に。ポイント重視で工程を捨てる選択

こんにちは!育児しながらほぼフルタイム仕事復帰、半ワンオペ生活中のマルです。

共働きママが直面する悩みの一つに家族の食事作りがあります。リモートワークや家事分担で作ってくれる旦那さんがいる方は本当に羨ましい限りですが、我が家は夫の帰宅も食事作りの時間より遅く、また早かったとしても食事作りについてはノータッチ。仕事復帰して、一番難しさを感じたことが毎日子供を見ながら晩御飯を作ることでした。もちろん自分のことなので頑張ることはできます。でも問題はそれが”持続可能かどうか”ということでした。

人はずっと張り詰めた状態を維持することはできません。頑張りすぎるといつか限界が来て糸が切れてしまったり、爆発してしまいます。献立を考え1週間分の買い物に行き、下準備から調理まで全ての工程をこなそうとすると、自分の時間があっという間に無くなりました。じゃあたまに惣菜をと思ってスーパーに行くと同じラインナップで飽きてしまうし、子供が食べるには脂っこいものが多い気がする。かといって休日に作り置きするのはそもそも大変、それにやっぱり出来立てのものが食べたい、など本当に悩ましいことばかりです。というかそもそも毎日の負担を減らしたい!

そんなこんなで復帰から半年以上が経ち、食事作りについて限界を感じた頃、以下に基づいてルールを決めることにしました。

  • 大事にしたいポイントを決める
  • 自分が無理なくこなせる

結果、私の食事作りのパターンは大きく分けると2つです。

一つ目は下準備(食材を切って調味料を併せる)までは自分でこなし、調理を家電に任せ放置するというパターン。もう一つは、献立作り〜下準備をサービスに頼り、調理だけは自分でやるというパターンです。

初めにお伝えすると私はお料理はそもそも得意ではなくできるだけ簡単に美味しくと思っているため、お料理が得意な方やそもそもお料理を楽しみたい方、また節約を重視している方には参考にならないかと思います・・。私と同じような考えで、これでいいんだろうか?と疑問が沸いている方や暗中模索されている方がいれば、一例としてご参考になればと思っています。

自分たちにとっての理想の食事とは何か?

まず、何を手に入れたいのか?という点を明らかにしました。私の夕食に対する理想は「美味しい」「出来立て」「栄養のバランスが良い」ことです。皆さんはどうでしょうか?調理するだけが料理じゃない!と言うところに料理の大変さがあると思っているので、大切にしたいポイントが達成できお金がかかりすぎなければ、その過程にはこだわらないことにしました。

コストパフォーマンスを最大化する

料理は「調理する」だけではありません。献立を考え、買い物にいくこと、また食材を無駄なく使う、節約するなど計算も含めて料理です。仕事と育児ですでに手一杯の中、全てを完璧にこなし100点を取ることはとても難しいのです。

皆さんはパレートの法則は知っていますか?100点満点の80点のものを作るのに使う労力は2割と言われています。そこから100点にしようとするときに8割の力が必要になるそうです。私の場合は、2割の力を使って80点を達成する、まずはこれを目指しています。それが一番コスト(かける時間に対する)パフォーマンスが高いからです。

このようにお伝えすると美味しくないとか料理の質を下げるというイメージを持たれる方もいるかと思いますが、大切にしたいポイントである「美味しい」「出来立て」「栄養のバランスが良い」ここは重視して、他の重要でない部分を探すという意味です。

もし今後余裕が出てくれば、他の家事ややりたいことも含めた優先度をつけ残り20点分に着手すればいいと考えています。それぐらいの気持ちでいると、心が軽くなります。

無理なくこなせる2パターン

では本題に入っていきましょう。ポイントは以下の工程のどの部分に対して、「自分の時間を使わない」「ほったらかしにできる」か、という点にあります。

  • 献立を考える
  • 買い物に行く
  • 下準備をする(食材を切る・下味をつける、など)
  • 本調理をする(煮る・焼く・炒める、など)

パターン① 下準備(食材を切って調味料を併せる)まで自分でこなし、調理を家電に任せ放置する

これは家電(と素材の味)に頼ります。焼くのが得意なのはオーブンやオーブントースター、煮たり蒸したりするのが得意なのはホットクックです。これについては勝間和代さんの「勝間式超ロジカル家事」の影響を大きく受けていますので、気になる方はぜひ本を読んでみて下さい。

焼く・炒める料理はオーブンかオーブントースター

フライパンで野菜を炒めていると変に水分が出てきたり、食感が決まらなかったりすることはありませんか?オーブン料理、というと個人的には大層なイメージがあったんですが、普段から使うととても便利。自分で焼いたりするよりも肉も魚も野菜も何倍も美味しくなる。なのでたっぷりの野菜と肉を切って並べて、上からオリーブオイルと塩胡椒だけでも素材の味でご馳走になります。さらに悔しいことに見栄えもいい。笑 そして最大のメリットはキッチンから離れて放置できることです。別の作業ができるのは共働き家庭にとってとても大きいことではないでしょうか?子供がいれば子供と遊んだり、洗濯物を畳んだり。もちろんその間に別の料理を作ることもできます。一品の出来上がりの時間が例え長くなったとしても、結果時短になるんです。

煮る・蒸す料理はホットクック

ホットクックについては煮物や蒸し物が得意です。食材がすごく柔らかくなるので、小さな子供の食事にはとても便利でした。私は子供が1歳過ぎてから購入しましたが、離乳食の時に出会いたかったー!と思うほど。もし運よく第二子を授かることができたらフル活用しようと思っています。これもオーブン同様に、最大のメリットは火を使わないので安心して放置できること。料理中に子供が泣いたり、遊んで欲しいとせがまれたりしてキッチンを離れたりする必要があることって本当に多いですよね。ホットクックは材料・調味料を最初にセットしてスイッチを押せば、あとは火加減もかき混ぜもすべてやって仕上げてくれます。カレーも、ルーまで全て最初に入れてしまって本当にスイッチを押すだけでできるので驚きですよね。冷凍のカット野菜とか使ってしまえば、3分くらいでセット完了したりもするので、上手く活用できると強い味方になります。

パターン①では調理部分について「放置できる」ということが大きなポイントになります。次は、献立〜下準備までをやらない、というパターンを見てみます。

パターン② 献立作り〜下準備をサービスに頼り、調理を自分でやる

これは食材キットや下準備までされた冷凍食材をフル活用します。私はOISIXを使っています。OISIXは20-30分程度で作れる材料の詰め合わせキットや下準備された冷凍食材が豊富で、味も美味しい!キットは毎週ラインナップが変わるので、レビューの高いものを中心に週に1〜2セット購入します。

またキット以外で下準備までしてくれた肉や魚なども色々とあり、あとは火を通すだけの状態のものが便利なので購入します。また、OISIXは野菜も美味しいので、併せてサラダに使う野菜などを購入したりします。

使ってみていいなと思ったことの一つとして、キットを冷蔵庫に入れておいて、これを手順の通りに作ってねと言うと、全く料理ができない夫がたまの休みの日に、作り方をみながら頑張って作ってくれるボーナス日が出てくることです。笑 作り方の手順書が写真付きで丁寧なのが嬉しいポイントです。献立を考え足りないものを調べて材料を揃え、下準備をして調理をするというのはどうしてもハードルが高いですが、”調理する”という手順だけにした途端、いきなりハードルが下がります。キットの値段は2人分で値段は1000〜2000円ぐらいの幅でしょうか。もちろん値段が張りますが、ポイントが押さえられて、下準備までの工程を大幅に削減でき、たまーにボーナス日があることを考えると私にとっては使うメリットは大きかったです。育ち盛りのモリモリ食べるお子さんがいらっしゃる場合や、大家族の場合高くつくのであまりお勧めできませんが、大人2人と小さな子供1人くらいであれば活用するのもありだと思います。ミールキットはわたしはOISIXを使っていますが、COOPなども便利ですよね。

平日の活用イメージ

副菜を除く主菜は以下のようなイメージでパターン①と②を回し、副菜などは冷凍野菜などを活用してレンチンでできるもの、サラダ、汁物などを用意しています。こんな感じのルーティンです。

月曜・・下準備済みの食材などを活用(パターン②)
火曜・・ホットクックやオーブンでの料理(パターン①)
水曜・・ミールキットを使った料理(パターン②)
木曜・・下準備済みの食材などを活用(パターン②)
金曜・・ホットクックやオーブンでの料理(パターン①)

こんなふうにパターンを決めてしまうと毎日同じものになるのでは?と思われるかもしれませんが、意外なことにホットクックやオーブンによって煮物、グリル料理なども挟まるので、ワンパターンにはむしろならないです。揚げ物とかフライパンでの炒め物などについ偏りがちだったところが、ヘルシーさも栄養バランスも取りやすくなったというのがむしろこの方法に変えてよかったことでもありました。

楽にするポイント

楽にするポイントとしては、これらをたまにやるというのではなく割り切ってパターン①②でまわすと決めてしまうことだと思っています。パターンを決めてしまうことで人間の脳は選択の幅が狭まって意思決定が楽になるそうなので、すでにやったことだったよと言う方の場合も、思い切ってパターン化してみるのがアリなのではと思っています。

また、オーブン料理やホットクックなどの料理だと、自分でメニューを考えないといけないじゃないかと言われてしまいそうですが、調理家電がすでに決まってしまっているため、オーブン料理の本、ホットクックの本、から何を食べたいか選んでネットスーパーで注文するだけです。調理の方法が決まっていると、自然と下準備についても似たような方法で済んだりするので、あまり考える必要もなかったりします。

まとめ

いかがでしょうか?こういった感じで、ポイントだけ押さえてパターン化することで、できるだけ考えたり手を動かす時間を減らして、時間を作るようにしています。土日も作り置き等はせず、家族で過ごすこと、友人と会うこと、何かしら自己投資になることに集中できてます。

仕事をしていると、仕事のインプットもしたかったり、子供が保育園で体を壊してしまったりと、共働き世帯には悩みも多いものです。でも頑張る生活はこれからも続きます。ポイントだけ押さえて食事の満足度は下げず、頑張り過ぎずのんびりやっていきましょう。仕事復帰したママ、またフルタイムで忙しい皆さんに一例として少しでも参考になれば幸いです。ゆる〜く一緒に頑張りましょう!